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終末のハーレム 1 (ジャンプコミックス)
宵野 コタロー 集英社 2016-09-02
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楽天koboのランキングで、セールが行われているわけでもないのに毎日トップに上がっていたため気になって買ってみることにしました。
ネットに広告もあふれていて、まあ気になっていると言えば気になっていましたから。
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1巻の感想
主人公の水原怜人は細胞硬化症という病気にかかり、その特効薬が開発されるまで生きながらえるため、コールドスリープ状態になりました。
しかし目を覚ますと、そこはウィルスによって男性が死滅した世界でした。
生き残った男性は細胞硬化症にかかっていた4人だけ。
幼なじみの橘絵理沙の消息もつかめず、代わりに絵理沙によく似た容姿を持つ周防さんという女性が怜人の付き人として用意されていました。
その世界で怜人が頼まれたのは、女性と子作りをすること。
怜人は幼なじみの絵理沙を気にしてそれを断りますが、果たして……という話。
タイトルや設定からも分かりますが、かなりエロ路線です。
けど、主人公の怜人がまじめで、世界の状況や幼なじみの行方について真剣に考えているため、描写の過激さほど雰囲気はピンク色ではありませんでした。
ただし描写は過激なので、「あれ、これR18……じゃないよな」くらいには思ってしまいましたね。境界がよく分からない……。
1巻の終わりで怜人は、ウィルスの特効薬を開発することを決意します。
そしてその特効薬で、コールドスリープ状態にある男性達を生き返らせるのだ、と。
巻末の次回予告ではいろいろ重大そうな展開が予想されますが、2巻ではこの世界のどんな事実が明らかになるのでしょう。
2巻の感想
どんな事実が明らかになるのでしょう……とか言っておいてなんですが、2巻は完全にエロ路線に偏重していました!
……いや、記憶に残ったのがそっち方面の展開だったからかもしれませんが。
ウィルスについて重大な事実が明かされますが、それ以外のことに関しては、2巻で更に謎が深まっていきました。1巻の研究所にいた人影の正体なども、まるで明かされませんでしたしね。
特にラストの展開は完全にエロマンガ。
3人目の生き残りである土井がスリープ状態から目覚めますが、その担当官であるカレンの言動は計算された淫靡さに満ちていますし、先生を黙らせる笑みはこれからの展開を予想させて、ゾクゾクッとした心地にさせられます。
なんか顔の輪郭とかから、土井と同じクラスだった汐音がカレンの正体だったりするんじゃないかなーなんて想像しちゃったりしてるんですが、果たして。
ただ、1巻の終わりの流れからシリアス路線を期待していた、そこまで面白いとは思えないんじゃないかと感じました。
3巻がどうなるか分かりませんが、買うならおそらくエロ路線であることは考慮すべきであると思います。
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