「亜人(デミ)ちゃんは語りたい」3巻の感想


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2巻の感想はこちら

「亜人ちゃんは語りたい」の3巻を読みました。
 表紙は佐藤先生……の酔いつぶれた姿です。内容も前回から引き続き、少しだけ佐藤先生に注目したエピソードが収録されていましたね。
 
 しかしサキュバスという題材を扱っていながらも、こうもほのぼのとしたお話になるのは面白いですね。
 ちゃんと高橋先生は催淫されているというのに、っていうのが、また。


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佐藤先生のいろいろ

 デュラハンについてもいろいろ危なくて大変だと思いましたが、サキュバスも現実に存在していたら大変ですよね。
 まあバンパイヤも人の血を吸いたくなるようだったら、生きづらくなるんでしょうけどね。

 佐藤先生のお話は、前半に2巻からの続きのお話が、後半に1本、高橋先生と絡むお話がありました。
 前半ではサキュバスが実生活をする上での問題が紹介されていましたね。
 実際、佐藤先生の家はかなり学校から遠い場所にあるようですし、結構な負担を背負いながらも今の生活を大切にしていることがわかります。夜の電車で誤って催淫しかけていたときもありましたし、本人が意図していない事件も多そうです。

 しかし学生時代の佐藤先生は、皆と同じ制服を着ているのもあってサキュバス効果が出てそうでしたね。
 
 
 後半のお話は、そんなサキュバスの性質を意図的に使ってみようというお話でしたね。
 これまで強く自分を抑えていたのに、高橋先生の照れ顔見たさに刑事さんの誘いに乗ってしまうというのもちょっとおかしいです。佐藤先生にとっては初めての恋ですしね、しかたない。
 しかし催淫が発動していても、デミへの興味がその催淫効果を上回ってしまうあたり、高橋先生らしかったです。
 ……まあ、最後のはサキュバスじゃなくても、ね。

結局クルツって何だったんだろう

 3巻では佐藤先生と、デュラハンの町が目立っていましたけど、2巻の最後に登場したクルツは結局まったく登場しないまま終わってしまいました。
 刑事さんは対サキュバス用の秘密兵器……なんてかっこつけて言ってましたけど、彼も亜人だったりするんでしょうか。

 まあなんにせよ、今後彼の出番があるとしたら、サキュバス関連で何か事件が起こったときということでしょうか。
 佐藤先生が恋をしたのも初めてのことですし、もしかしたらいつか問題が起きてしまうのかもしれませんね。できれば大ごとにはなって欲しくないものですが。

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